スマホの昔の写真を見ていたら、アルミホイールを塗装した時の写真が出てきました。
少し前の物なので思い出しながらの記事になりますが、よろしかったらご覧ください。
私のホイールはスズキスポーツの15インチのアルミホイルです。
塗装した時で購入から15年ほど経っておりました。
ちょこちょこ洗ってはおりましたが、奥のほうについた汚れはなかなか落ちにくく、細かいところは黒ずみが取れずに使っていました。
スタッドレスタイヤに変えたタイミングで、本気できれいにしようと悪戦苦闘したのですが、完全にきれいにはならず、さらにはホイールを落としてしまい、表面に傷までつけてしまいました!

傷を消すには塗装しかない!と考えついたところで、落ちない黒ずみだって塗装すれば消えちゃうじゃん!と思いつき、ホイールを塗装することにいたしました。
始めは再塗装するならしっかりと塗らないと下のシルバーが現れてしまうと考えたのですが、(シルバーのホイールにシルバーの塗料載せれば境目だってわからないんじゃない?)と考え、その作戦で行くことに決定!
この記事ではその方法をわかりやすく紹介いたします!
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ビニール部分が伸びるマスキングテープです。この他にマスキングテープが2~3本必要になります。

ホイール用の金属パテです。深い傷の修復には向いていません

アルミホイール用塗料のシルバーです。ホイール用なのでかなり厚塗りできます。

シルバー塗装後に上塗りするクリアー剤です。
ラッカー系クリアー(被膜がやや弱い)
ウレタン系クリヤー(被膜が厚いがラッカークリヤーより高価で扱いがやや難しい)
どちらかをシルバーを塗った後に上から塗装します。
タイヤをマスキングする
まず最初に塗装しない場所を覆います。
必要なのはマスキングテープと新聞紙やビニールシートなどです。

この写真ではマスキング用ビニールを使っていますがなければ新聞紙でも使えます。
テープを貼ったところは塗装されませんのでよく見ながらタイヤ部分に貼ってください。
なお内側は適当な所で一回り貼ってください。ほとんど見えない所になるので大体で大丈夫です。
金属パテを塗り付ける
作業ポイントで大切なのは、最初のアルミパテとサンドペーパーのところで、少し粗めのペーパーで擦る事です。800番くらいが良いとおもいます。
最初に傷部分の修正をします。
ホイールの傷を確認して外に飛び出している金属部分を耐水ペーパーで擦ります。
尖って飛び出している所があるようなら他の場所を傷つけないようにしながら金属ヤスリでも良いと思います。
飛び出している所が取れたら凹んでいる所、キズのある所にパテを塗ります。
金属パテを説明書通りに混ぜてホイールに付属のヘラで傷に押し込む様に塗っていきます。
傷の上だけではなく周辺にもはみ出す位塗るのが大事です。
はみ出しても研いでいく過程でどんどん削れていき、最終的には傷の部分だけにパテが残ります。
擦る時は耐水ペーパーを水につけてしっかりこすります。
削れて汚れてきたら耐水ペーパーとホイールを水で綺麗にしながら行ってください。
傷部分の修復が終わったら今度はホイール全体をこすります。
綺麗な面にも傷が付きますが逆にしっかり傷がつかないと塗装がくっつきませんし、シルバーの上からクリアー塗装もするので心配しないでしっかり全体にペーパーをあててください。
私の場合、1000番で全体を擦りました
ペーパーがけが終わったらホイール全体を綺麗にします。
この時、最後に新しいメラニンスポンジ(100均で売っているもので十分です)で全体を拭いてください。
これは塗装前に綺麗にするのと脱脂(油分を完全に取って塗装を綺麗にくっ付かせる)の為です。

塗装まえの状態です。色が濃い所はしっかり擦ったので塗装面が無くなり下地の色が出ています。薄い色が付いている所は金属パテの所です。
いろいろな色が出ていますが触ると出っ張りが無くて綺麗な面がでています。
しっかり研げたかの目安はさわってみてもわからない(指先で飛び出している所がわからない位綺麗な面になっているか)です。
パテ埋めとペーパー研ぎが終わったら他のホイールの作業が終わるまで触らないように保管しておきましょう。
おススメは綺麗にした面に新聞紙をはって何も触れないようにする方法です。
ペーパーがけのまとめ
- 傷周辺の飛び出している金属部分は先に削る
- 金属パテを説明書通りに混ぜて傷からはみ出すように塗る
- しっかり擦って手の感触でもわからない位綺麗な面にする
- 傷だけでなく全体もペーパーがけする
- 最後にメラニンスポンジで綺麗にする
研ぎ終わったらいよいよ塗装です!
脱脂作業と塗装面全体のペーパーがけを確認してください。
また、マスキングが剝がれていないかも確認してください。
実際の塗装の注意点をご説明します。
塗装の仕方(大事なポイントあり)
塗装する天気ですが、晴れた日で風がない時間帯に行ってください。
塗装はスプレーにより行いますので、場所もある程度広い方が良いです。
近くに自動車がある場合は塗装はしないでください。(風に乗って塗装が車のボディに付いてしまう可能性があります)
私の場合は、晴天で風のない日にマスキングしたタイヤを地面に4つ並べて行いました。
塗装はホイールの外からスプレーを始め、ホイールから離れたら止めてください。ホイールの上からスプレーを始めてホイールの上でスプレーを止めると、最初と最後の大きな塗料の粒子がホイールについてしまいます。
最初と最後はホイールに吹かず、動かす途中にホイールの上を通る位のイメージで塗ってください。
細かいスプレーの使い方は、スプレー缶に説明イラストが描いてありますので、それを参考に行ってください。
シルバーのような光る粒子が入った塗料は塗装する時にいつも振っていなければいけません。
また、きれいに塗装するには、1度にまとめてスプレーするのではなく、少しずつ重ねていくようにします。
失敗しないコツは、いつも同じ手の動きで塗装することです。
同じ角度、同じ速度で1往復したら別のホイールにスプレーしましょう。
最初の内は薄く塗り重ねてください。一気に同じ場所にスプレーすると液だれが起こって研ぐ所からやり直しになってしまいます。
少しずつ何度も塗り重ねてください。均等にホイール4本に塗れば下の写真のようになります。
写真は塗装直後のものです。傷もしっかりわからなくなりました!

シルバーのホイールにシルバーの塗料を塗ったので、違和感はまったくありません。
裏面は見えにくいし、また汚れるので塗装しませんでした。
この状態はクリアー塗装前なのでまだツヤが出ていない状態です。
この後、1000番のサンドペーパーで表面のザラザラが無くなる位まで軽く擦ります。
このままクリヤーを吹くとそのザラザラがクリヤーの上からでも触ってもわかってしまうのでしっかり確認してください。
クリヤーも少しずつ塗り重ねて乾燥すれば出来上がりです。
私のホイールは強い被膜をつけたかったのでウレタンクリヤーを使いました。
完成した時は本当に新品よツヤに戻って感動しました!
完成後のホイール
この作業自体は、5年ほど前に終わっているので、現在の様子をお見せしたいと思います。

5年たった今でも表面のウレタンクリヤーがシルバーの塗装面を守っているので今でも大きな変化はありません。
塗装の時に写真がなかったので塗装のイメージがしやすいように自動車系ユーチューバーの(スグレモン自動車用品)さんの動画を貼っておきますので参考にしてください。
まとめ
汚れてしまったアルミホイールを掃除より塗装の方が完全にきれいにできると思いつき、実行した体験談でした。
最後に大切なポイントを書いておきます。
研ぎについて
- 金属パテを説明書通りに混ぜて傷にはみ出すように塗る
- 傷周辺の飛び出している金属部分は先に削る
- しっかり擦って手の感触でもわからない位綺麗な面にする
- 傷だけでなく全体もペーパーがけする
- 最後にメラニンスポンジで綺麗にする
塗装について
- マスキングをしっかり確認
- 晴れた風のない日に行う
- 缶をよく振ってから使う
- 薄く何度も塗る
- ホイールの上で缶を止めない
- シルバー塗装後に軽く1000番でザラザラを取る
この記事がどなたかのお役に立てればうれしいです
ご覧いただきありがとうございました!