ヘッドライトの黄ばみの原因はこれだ!簡単黄ばみ取りを紹介!

長年乗っている自分の車のヘッドライトが黄ばんで汚れてきたと感じる事はありませんか?

今回は、ヘッドライトが黄ばむ原因とそれによって起こる問題。さらにヘッドライトをきれいに簡単にする方法を紹介していきます。

簡単な方法から本格的な方法までいろいろ紹介していきますので、ぜひご覧ください

なぜヘッドライトは黄ばむのか?

主な理由は3つあります

1. 紫外線による劣化

ヘッドライトの素材であるポリカーボネートは紫外線にさらされると化学変化を起こし、黄変劣化と呼ばれる黄ばみが発生します。これが最も主要な原因です。

2. 経年劣化

新車のヘッドライトには、ポリカーボネートの劣化を防ぐためのコーティング(ハードコート)が施されています

このコーティングの経年劣化が進むことで、黄ばみやくすみ、クラック(ひび割れ)が発生します。

3. 傷による汚れの蓄積

走行中の飛び石などにより細かい傷ができ、そこから汚れが入り込むことで黄ばみの原因となります。

この内1と2は外に置いている車に関しては傷がなくても防ぐ事出来ません。
5年を過ぎると綺麗に乗っていても黄ばみがわかるようになってきます。

黄ばみを解決する方法はこちら

1.市販のヘッドライトクリーナー(1剤式)

一番安価です。シンプルにヘッドライトに塗るだけの物です。

ヘッドライトに塗る薬剤が1つの物は弱い研磨剤とコーティング剤が一緒になっています。

ヘッドライトの傷や黄ばみを取る力は一番弱くなります。

2.市販のヘッドライトクリーナー(2剤式)

研磨剤とコーティング剤が分かれている商品です。2工程に分けている分、黄ばみや汚れを落とす力、コーティング能力とも1剤式より高くなっています。

仕上がりは1剤目の研磨剤をどこまでしっかりかけられるかによって変わります


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ここからはセットではなく業者、または自分での研磨作業とコーティング作業を組み合わせるやり方です。
手間がかかる分、仕上がりは大きくかわります。
上の2つのやり方で効果がなかったヘッドライトでもしっかり効果が出ます。

3.ヘッドライトスチーマー

ポリカーボネートを溶かす溶剤を気化させてヘッドライトの表面を溶かし、表面をキズがない状態に戻します。


施工前に必ず研磨してキズや黄ばみを除去する作業が必要になります。

耐水ペーパーを使うのでボディーへのマスキングが必要です。

4.ウレタンクリアー塗装


ヘッドライトを耐水ペーパーで研ぐ所までは同じですが最後のコーティングが自動車塗装で使われるウレタンクリアーになります。
クリアー層を表面に吹き付ける事でキズのないヘッドライトに戻す事ができます。

実際の施工について

ヘッドライトクリーナー

ヘッドライトクリーナーには2種類あります。

一つは研磨剤が入っていないか弱い研磨剤とコーティング剤が一緒に入っていて塗ってふき取るだけで良い物です。


金額も安く一番簡単ですが効果は1番期待できません。比較的新しい車や初心者の方におすすめです。

*写真は1例で同様の商品は沢山あります

もう1つは2つの薬剤がセットになっているものです。
1剤は弱い研磨剤で表面を軽く削ります。

2剤は研磨剤できれいになったヘッドライト表面を守るコーティング剤です。

研磨剤で表面を削ってからコーティングする為、最初の物より綺麗になります。

最初の研磨剤でヘッドライトをしっかり擦れるかが綺麗に仕上がるかのポイントです

*写真は一例で同様の商品は沢山あります

自転車や車のホイールなどは最後にクリヤー塗装されています。傷を直した後にクリヤー塗装すると仕上がりがとても綺麗になりのでお試し下さい。

ヘッドライトスチーマー

ここからはサンドペーパーによる砥ぎ出しが必要な施工です。砥ぎ出しはこちらをご覧ください。

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こちらはヘッドライトスチーマーを使ったヘッドライトになります。ここが変わるだけで車の印象が大きく変わります。

施工した時で新車から12年経過していたヘッドライトです。傷は全くなくなりました!

使用した商品です。組み合わせによって値段も変わります。また溶剤は揮発するので保管に注意してください。

ウレタンクリアー

ここからはサンドペーパーによる砥ぎ出しが必要な施工です。
砥ぎ出しは上の記事をご覧ください。

マスキング(記事内で初めにやっているボディに傷が付かないように貼っているテープの事です)とペーパーがけまではどちらも共通です

ここで2種類あるクリヤーについて説明します。
クリヤー塗装スプレーを購入しようとすると2種類並んでいて迷われると思いますが(ウレタンクリアー)を選んでください。

ウレタンクリアー使用時の注意点ですが、ウレタンクリアは使う直前に1剤と2剤を混ぜて使います。

硬化するまでの時間が決まっているので一度混ぜたら使い切ってください。
残ると無駄になってしまいます。

(ラッカークリヤー)という商品もあると思いますが外で長期にわたって使用する場合、耐候性が弱いラッカークリヤーでは劣化が早くなります。

業者に頼んだ場合のウレタンクリアーとヘッドライトスチーマーの料金ですが
6000~10000円位が多いと思います。
業者ごとにヘッドライトクリーニングの方法と料金が違いますのでご自身でご確認ください

まとめ

以上、ヘッドライトの磨き方をご紹介いたしました。

手間の違いが仕上がりの違いになります。

ヘッドライトの状態、どこまでの作業をえらぶか?自分で施工するか?

いろいろ検討しながら最適な物を選んでください。

最近は一台の車に乗る期間が延びています。古さが表れるヘッドライトを綺麗にして気持ちよく車に乗りましょう!

ご覧いただきありがとうございました!

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